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初心者用 完全データ作成ガイド

グレースケールについて

うーん、どうしようかなぁ。

りんごちゃん、どうしたの?

あ、鈴木さん!
実はね、名入れ1色でバッグを作りたいの。

あら、いいじゃない。

でもね、印刷したいロゴがフルカラーなの。
グレースケールに変換すれば大丈夫かな?

グレースケール変換のイメージ

だめよ。
グレースケールに変換しただけだと名入れ印刷はできないわ。

どうして?
K1色のデータになってるよ?

名入れ印刷のデータは「K100%」が基本よ。
グレースケールだと濃度が100%じゃないところがあるわ。

グレースケールは濃度がk100%じゃない所がある

なるほどー。
グレースケールだと濃度にばらつきがあるのね。

そういうこと。
フルカラーデータを名入れデータに変更するときには、
★カラーデータを破棄
★グラデーション(濃度)データを破棄
しないといけないの。

グレースケールにした後、濃度を変更すればいいのね。

そうね。
でもIllustratorでデータを作るなら 「グレースケール変換→K100%」よりも「塗りつぶしたいオブジェクトを選択→K100%」 のほうが簡単よ。

illustratorでの濃度の変更

Photoshopの場合はどうすればいいの?

グレースケールに変換した後、K100%にするしかないわね。

Photoshopでの濃度の変更

じゃぁ、早速やってみるね!

変換後、真っ黒になってしまった

あ、真っ黒になっちゃった!

そうなるときもあるわね。
そんなときは、フルカラーのデータを参考にして一から作り直すしかないわ。

そんなー。

がんばってね。

そうそう!
一度グレースケールにして保存すると、元の色には戻せないの!
変換前にデータのバックアップをとっておくと安心ね。