初心者用 完全データ作成ガイド
塗り足し・トンボについて
ダウンロードしたテンプレートのこれってなあに?
邪魔だからとっちゃだめ?
あら、トンボは大事な役目があるからいじらないでね!
トンボ?
角にあるのを「コーナートンボ」、真ん中にあるのを「センタートンボ」というの。
「トリムマーク」ともいうわね。
大事な役目ってなあに?
トンボで「印刷範囲」と「塗り足し範囲」が決まるの。
「内トンボ」が印刷範囲、外トンボが「塗り足し範囲」ね。
トンボが変わっちゃうと印刷できなくなることもあるのよ。
そうなんだ!
トンボって大事なのね。
ところで塗り足しってなあに?
断裁ずれが起きても印刷した商品をきれいに仕上げるために必要なものね。
断裁ずれ?
そう。
オーダーメード商品のほとんどは、印刷した後に商品の形に型抜きしたり断裁(カット)したりするの。
うちわやクリアファイル、ポケットティッシュのラベルもそうね。
ふんふん。
そのとき、何枚も重ねて一気に断裁・型抜きするの。
ただ、特殊な大きな刃を使うから、どうしても刃の重みで多少紙がすれてしまうのよ。
それを断裁ずれというの。
そうなんだ!
どれくらいずれてしまうの?
最大で3mmぐらいずれてしまうこともあるわ。
だから、印刷範囲の外側3mmに塗り足しが必要なのよ。
塗り足しがあれば、断裁ずれが起きても仕上がりがきれいなのね!
データを作るときは、必ず塗り足しも付けてね。